「デスラー砲発射!」
「古代、敵の波動砲だ!」
「そうだよな。敵さんの方が技術は上なんだから、波動砲の模倣だって簡単だよな」
「いいことを思いついたぞ、古代」
「さすがは真田さん。空間磁力メッキですね?」
「そうじゃない。敵さんの波動砲は、これからテキサン波動砲と呼ぶことにしよう」
「ちょちょちょ、今は敵の波動砲が迫ってきているんですよ。そんな悠長な」
「いや、無理じゃ無いぞ。トラトラトラに出てきた零戦だって、零戦の模倣物、テキサンゼロ戦だったんだ」
「ちょっと真田さん、それは意味が違います」
「よし、これで安心して報告できるぞ。古代、テキサン波動砲だ!」
「もう手遅れ……」
「島、小ワープだ!」
「そっちかよ!」
西暦2200年。放射能除去装置を積んで宇宙戦艦ヤマトは帰還した。
しかし、この戦訓を活かして、アンドロメダにはカクサン波動砲を装備することになったという。